• 私の歯科医療への思い
  • 宮田ハーモニカを経営する家庭で育つ
  • 医師を志す青春時代
  • 歯科大学での学びと経験
  • 勤務医経験を経て市川市で開業
  • 患者さんへの感謝の気持ちを知った
  • 最高のサービス業を目指して

第1章 私の歯科医療への思い

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私たち歯科医師はホスピタリティーを求められる存在だと常々思っています。では、歯科医師に求められるホスピタリティーとは何でしょうか? 石川県の老舗旅館「加賀屋」のような、あるいは築地の聖路加病院のような、ホスピタリティーでしょうか。どちらも素晴らしいサービスだと思いますが、私が歯科医療で患者の皆様にご提供したいホスピタリティーとは、注意深く患者さんのお話を聞いて、本当に希望していることは何かを見いだすことから始まります。

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痛みや不快感をすぐに取り除いてあげることなのか。審美性の高い質の高い治療なのか、あるいは簡単な修理なのか。患者さんは各々問題を抱えて歯科医師のもとにやってきます。大切なのは、単に歯から発生する痛みや不快感に着目するのではなく、その背景に患者さんが抱えている問題があることを知ることです。例えば、審美的な治療を望む患者さんは、歯があまりきれいでないことが問題ではなく、数ヶ月後に控えた結婚式が問題なのかも知れません。すぐに違和感を取り除くことを希望する患者さんは、食事の時の不快感が問題なのでなく、差し迫った海外出張が問題なのかも知れません。つまり単に歯科的なことにとどまらず、患者さん全体に関心を持って、問題解決をしなければならないのです。このような姿勢で私は患者さんを診て、その患者さんの必要性と欲求を確定します。必要性とは医療として求められること、欲求とは個性や文化として求められることです。この調和が歯科医療のホスピタリティーと考えています。

そして患者の皆様に最良の歯科医療サービスを提供するために、“もし私が患者であったら、どのように処置して欲しいと思うだろうか”と考えながら、誰もいない診療室の扉を開けることから私の1日は始まります。